こんにちは。
今回は「ボサノバの魅力」というタイトルで書いていきます。
季節は夏、、滴る汗を拭いながら海岸沿いのカフェに入って、冷たいアイスコーヒーを飲みながら、入道雲混じりの空をながめる、、ふと耳を澄ますと爽やかなボサノバのBGM、、、
「ボサノバ」と言うと、この様なイメージが浮かぶのは私だけでしょうか、、笑
ボサノバは、ブラジル音楽の一つです。ボサノバには「新しい」と言う意味があるそうです。ブラジルの白人の中流階級から生まれたボサノバはアメリカの黒人か発生したブルースとはかなり雰囲気が違います。特に和声が洗練されています。1950年代後半アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトらによって世界的に有名になりました。
ボサノバとギター
ボサノバにギターは不可欠な存在です。シンコペーションを取り入れたギターの伴奏はボサノバの核となります。この場合のギターはナイロン弦を張ったクラシックギターが最適です。
ボサノバの名盤
「ボサノバの名盤」としてよく取り上げられるアルバムとして、アントニオ・カルロス・ジョビンの「WAVE」があります。
生徒さんから「ボサノバで聴いておくべきアルバムはありますか?」などの質問時にはこのアルバムを推していますが、意外と反応は「?」の場合が多いです。「イージーリスニングっぽい」などの声もありました、、、
そんな時は「ボーカル物」を勧めています。例えば「ゲッツ/ジルベルト」はアメリカのビルボードで2位に達した超名盤です。またボサノバの女王と言われたアストラッド・ジルベルトなどのアルバムも名盤が多いです。
ちなみに私個人的にはワルターワンダレーの「summer samba」が好きで聴いていました。厳密にはサンバ系の曲が多いですが名盤です、、
このアルバムには場末のプールや田舎の海岸のBGM的なイメージがあり、妙なノスタルジック感があります。笑(いい意味です!)ちなみにスーパーでも流れていました、、笑
ボサノバの和声
ボサノバの和声は複雑なものが多いです。有名な「イパネマの娘」ではサビの箇所で転調の連続があります。特に「Ⅵ♭7」のコードがポイントです。
また他の曲ですがディミッシユコードも多用されています。(How Insensitiveなど)
ちなみにボサノバは曲集等では4分の4拍子で表記されていますが、本来は4分の2拍子です。(全てではありませんが)
ボサノバの歌詞
ボサノバの歌詞は基本的にポルトガル語です。(有名な曲では英語の歌詞もあります)
ボサノバの歌で聴かれる、なんとも言えない「語りかける感じ」はポルトガル語だからこそ、、かもしれません。
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