こんにちは。
今回は「クラシックギターのレッスンとは?」の内容になります。^_^
クラシックギターはギターの中で一番歴史のある楽器です。ですから学ぶべきカリキュラムがある程度確立しています。
「クラシックのレッスン内容」
*音符の確認
クラシックギターのレッスンは基本的にタブ譜ではなく音符になります。ですから音符を読む訓練が必要になります。音符に抵抗感が無い方にとっては問題ないですが、音符が苦手という方にとっては少しハードルが高いかもしれません。しかしこれも「慣れ」の問題です。例えば、語学などよりは圧倒的に覚える数(事柄)は少ないです。
最近は教則本等でもタブ譜表記の物があるので「タブ譜を使ったレッスン」は可能ではあるのですが、音符でのレッスンの方が(慣れてしまえば)理解が深く効率的です。
ギターの場合、同じ音が他の弦にも存在します、タブ譜の場合、音の選択が「一択」となり他の「運指」を研究する機会が失われてしまいます。
ただエレキギター等をもともとやっていて「軸はエレキギターなので、クラシックギターはなんとなく弾ける感じで構わない」という方や「手軽にクラシックギターを楽しみたい!」ていう方にとっては「タブ譜でのクラシックギターレッスン」は学び易いもとなります。
ですから「タブ譜使うかどうか?」は最終的には生徒さんとの相談となります。
*教則本とは?
レッスンは教則本を使い課題を仕上げていく内容となります。
「教室用新クラシックギター教本」(ギタルラ社)
をメイン教則本として使用しています。この教則本は日本のクラシックギターに貢献した、演奏家、指導者でもある小原安正先生の本です。いろいろなギター教室で使用されている教則本として有名な本です。
副教材として「リズムの基礎」(音楽之友社)を使います。
クラシックギターの場合、フォームがとても大事になります。ですから初期の段階では「フォームの確立」という事に重きを置きます。
「クラシックギター右手のフォーム」はこちら
「クラシックギター左手のフォーム」はこちら
又、クラシックギターは本来足台を使用しますが、生徒さんによっては「腰の故障又は負担」等で足台の使用が難しい場合があります。しかし今は足台に代わる「ギターレスト」等の物が沢山ありますので問題ないと思います。
「クラシックギターのフォーム」はこちら
*エチュードとは?
教則本がある程度進むと「エチュード」を練習していきます。「エチュード」とは「練習曲」の意味になります。
「単に曲を弾く」という練習は、その曲だけに特化した物となり次の曲に糧にならない場合もあります。
「音階」「アルペジオ」「スラー」「トレモロ」を含んだ「練習曲」こそが幅広い曲に対応出来る教材といえます。
「カルカッシ25のエチュード」
「セゴビア編による20のエチュード」
「コストのエチュード」
「ヴィラ・ロボス12のエチュード」
これらの「エチュード集」を使って技術を向上していきます。
*クラシックギターの名曲の練習
教則本とエチュードをしっかりと練習しておけば名曲等に対しても楽に練習する事が出来ます。
最終的には「レパートリーを増やしていく」という事が目標となります。
ちなみに楽器の習い事でありがちな事例ですが、
“友人から「何か弾いて!」と言われたけれど現在練習している曲はまだ未完成だし前に仕上がった曲はすっかり忘れてしまった、、”
このような事例は大変多いのが現実です。ですからレッスンの中では復習曲として、出来るだけ前に仕上がった曲も時間があれば弾くようにします。