ビートに対して前にいく癖!

こんにちは。

今回は「ビートに対して前にいく癖!」というタイトルで書いていきます。

この「ビートに対して前に行く」というのは俗に「リズムが走る!」と言われています。要するにフレーズ等がビートもしくはメトロノーム等に対して前のめりになっている状態です。音楽的にはネガティブな意味となります。

教室ではメトロノームを使って基本練習をするのですがメトロノームに対して前のめりで弾かれる生徒さんは意外と多いです。(逆に遅れるタイプの方もいます)

また「走る」タイプの生徒さんは比較的に指が動く、テクニックがある方が多いような気がします。(一概には言えませんが、、、)

ではこの「走る」について原因と攻略法を考えていきます。

1、ビートもしくはメトロノームを聞いていない!

このパターンはよくあります。特に難しいパッセージなどの箇所でビートを聞かずにリズムがいい加減になってしまう状況です。一見、難しいパッセージなので遅れるような気がしますが早くなってしまう場合も多々あります。
解決法としては早くなる箇所を確認しゆっくり確実に弾けるようにします。
テンポを落とすのも重要です。さらに「聞く」という事に意識を向けます。

2、気持ちの焦り!もしくは緊張!

このパターンも大変多いです。例としては、本番または発表会等で普段よりも早いテンポでスタートしてしまい、更に「焦り」からどんどん早くなってしまう、、

これはある程度は仕方のない事かも知れません。プロの演奏でもこの様な状況はよく目にしました。(私もこのパターンを経験済み、、笑)

解決法としては、まず「自分はこの様な状況では早くなってしまう」という事を認める事が大事です。この心構えが出来るとテンポの調整ができます。また、「この箇所は走りやすい」という事も認識していると対処が可能になります。

3、性格的なもの、、?

「走る」という事は自分だけビートに対して前に行く事です。ですから気持ち的に「せっかち」なところがあるのかも知れません、、(もちろん未検証です、笑)
ゆったりとした気持ちも大事なような気がします。

また無意識に「絶対に遅れてはいけない!」という縛りが心の中にあるため「遅れるよりは前に、、!」という気持ちになるのかも知れません、、、

私も師匠に「ちょっと走っているよ!」とよく言われていました。
ですから「自分は走りやすい!」という事を認めて気をつけるようにしていました。すると少しずつですが改善されていきました。 ポイントはこの辺りにありそうです、、、
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