クラシックギター左手のフォーム

こんにちは。
今回は「クラシックギター左手のフォーム」というタイトルで書いていきます。

まず、前のブログで書いたのですが「クラシックギターは歴史のある楽器なので他のギターと比べで比較的フォームが確立されている」という事です。
前回の「クラシックギターのフォーム」はこちら
「クラシックギターの右手のフォーム」はこちら

しかし微妙なフォームの進化はあります。今回はそのあたりも詳しく解説していきます。

「爪の問題」

まず左手の爪は短く切っておきます。弦を押さえる時は指先で押さえる事なります。爪が伸びていると指先より爪が弦またはフレットにあたってしまい弦をコントロール出来ません。

「新、旧、フォーム検証」

例えば3弦に指を置いてみます。(1フレット人差し指、2フレット中指、3フレット薬指、4フレット小指)

図1が昔の教則本に表記されているフォームです。ポイントはギターのネックと左手の甲の部分が平行になっています。一見とてもよいフォームに見えますが、上から見ると(図2)指先が内側に向いています。特に小指は、せっかく指は開いているのに指先はかなり内側に向いています。
最近の新フォームはこのような形です。(図3)
人差し指側はネックに近く、小指側は開いています。(図4)は上から見た状態です。
このフォームだと指先をフレットの近くに寄せる事が出来ます。
ちなみに小指は伸び気味になります。

図1、ネックと手の甲が平行

図2、指先が内側に向く

図3、ネックと手の甲は斜め

図4、指先はフレットに寄る

図5、人差し指の爪は自分に向く

「フォームのポイント」

綺麗なフォームになっているかの確認方法はいくつかあります。

1、左手の親指はネックの後ろ、ネックからは飛び出さない。

2、左手首は少し前に出す感じです。目安は、上記のように3弦を押さえた時、人差し指の付け根のすじが見えるようにします。(図4)

3、上記のフォームの時、人差し指の爪が自分の方に向いているようにします。(図5)

4、初心者の方の場合、指が広がらず上記のフォームが難しい場合があります。この場合は7フレットあたりで確認するといいでしょう。(3弦7フレット人差し指、8フレット中指、9フレット薬指、10フレット小指)

まとめ

クラシックギターのフォームはエレキギターやフォークギターのフォームとはかなり違います。大きく違うところとしては「とにかく指先で弦を、押さえる!(小指は例外あり)」という事です。
エレキギターの場合などは指先より、ほんの少し指の腹で押さえた方が不用弦のミュートが出来るのでいいのです。しかしクラシックギターの場合はきっちりと指先です(笑)

生徒さんからの質問で「ずっとエレキギターを弾いていたからクラシックギターのフォームはできない!」等の意見を聞く事があります。回答としては
「練習しているうちに楽器ごとのフォームに切り替える事が出来るようになりますよ!」

この機会に是非クラシックギターにチャレンジしてみましょう、、!
葛西ウクレレ・ラボブログはこちら

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