こんにちは。
今回は、
「私が練習してきた教本とエチュードあれこれ(クラシックギター編)」です。
1、「クラシックギターメソッド」
兼子隆雄 武蔵野音楽学院出版
師匠の教本です。さんざん練習しました、、1ページ一曲のレイアウトで師匠の解説があります。ぼろぼろになってしまったのでもう一冊買って練習しました、、、(懐かしいです)笑
残念ながら廃版です。
「カルカッシ25のエチュード」
溝淵浩五郎 全音楽譜出版
クラシックギターエチュードでは1番有名です。マッテオ・カルカッシ(1792〜1853)はイタリアのギターリスト、作曲家です。明確な和声で楽しく練習出来ます。しかし25曲制覇はかなり大変です!7番が有名!1番が意外と大変です。2番からの練習がおすすめ!
運指が「?」の箇所が意外とあります。
「セゴビア編によるソルの20のエチュード」東亜音楽社
このエチュードも大変有名です。エチュードとは言っても難易度は高く、演奏会などでも弾かれる曲も多いです。
5番「月光」が有名です。
フェルナンド・ソル(1780〜1839)スペインのギタリスト、作曲家です。教育的作品も多く古典ギターの頂点です。
ソルのエチュードからセゴビアが20曲選び監修しました。セゴビアの運指なので好き嫌いがあるかもしれません。また若干の音変更もあります。
このエチュードを全曲制覇したら威張っていいと思います、、笑
いっとき廃版になっていたのですがCD付きで再販されました。
「コスト25のエチュード、op38」
ナポレオン・コスト(1805〜1883)はフランスのギタリスト、作曲家です。当時はデラ・マーサの監修の輸入楽譜をメインで使っていました。内容的にはロマン派の影響があり演奏会でも十分に通用する曲ばかりです。15番がキツイです、、笑
全曲制覇できたらかならのレベルになっている筈です。
「ヴィラ・ロボスの12のエチュード」
エイトル・ヴィラ・ロボス(1887〜1959)ブラジルの作曲家です。20世紀を代表する作曲家とも言われています。
曲の難易度は高く、現代的な和声や半音階的なメロディ、またギターの特徴を捉えた奏法など多岐にわたります。
上級者のアルペジオ練習として1番がよく弾かれます。ギターの奏法的特徴をよく捉えた12番が秀逸!
国内版は無いので購入は輸入楽譜となります。
練習曲(エチュード)は単なる指の練習曲的なイメージがありますが、上記の本は曲としても充分納得出来ます。一曲づつコツコツと仕上げていけるといいですね。