こんにちは。
今回は「スケール練習はアドリブに対して役に立つのか?」というタイトルで書いていきます。
スケール練習は「基本練習」という括りの中では最も代表的な練習です。
練習の初期段階ではこの練習を必ずと言っていいほどやります。
私もさんざんやりました、、、
スケールの練習は単に「音階を覚える!」というだけではなく「指のウォーミングアップ」にも繋がります。
ただ独学の方は意外と「スケール練習をやっていない」というのも事実です。
例えば体験レッスン等で、指も良く動き、速弾きも得意そうな方が「スケールの練習はほとんどした事が無い!だからドレミは弾けないよ!」なんて方が意外と多かったりします。
これはギターの特殊な事情によるものです。
「今、何の音を弾いているかわからないのに弾ける!」
「ドレミの音階がわからないのに弾ける!」
これらが、いい例です。
他の楽器では考えられない事です。
では話を元に戻して「スケール練習」について考えていきます。
結論から言えば「スケール練習は必ずやるべき!」となります。
「スケールがアドリブに直結するから」等の話以前に楽器を弾いているからには音階ぐらいは弾ける状態にしておきたいですからです。
ただこのスケール練習が「アドリブに直結するか?」は練習内容によります。
アドリブにとってはスケールは単なる材料に過ぎません。
そのスケールからいかにメロディー、フレーズを紡ぎ出すかが重要になります。
意外と多い事例として
「スケール練習はしているのにアドリブになるとスケールの上下になってしまう」
「毎回アドリブの出発音がそのスケールのルート音になってしまう」
などです。
どうすればいいか、、
コツは「目的とするスケールが指板上で見える状態にする」です。
スケール練習ではルート音から弾き始める為「ルート音からは弾けるけど途中の音が指板のどの場所ぎわかっていない」が多々あります。この状態では指の動きが単なるスケール練習になってしまいます。
指板上からそのスケールの音を自由に弾けるようにする事が大事です。
具体的な練習としては、
例えばCメジャースケール(Cイオニアン)でのアドリブを練習する場合。
1、CM7のコードを伴奏として鳴らします。
2、Cメジャースケールを自由に弾きます。(最初は1つのポジションで構いません)
3、Cメジャースケールのポジションを増やしていきます。
4、伴奏をCのダイアトニックコードを使って弾いてみます。
例
|CM7|Am7|Dm7|G7|
など、、
5、なるべくスケールの中でメロディーを作る意識で練習します。
(各コードにおいてアボイドノートと言うコードトーンにもテンションにもならない音がありますが今のところは無視して構いません)