こんにちは。
こんにちは「クラシックギター最初の1曲!」というタイトルで書いていきます。
今回紹介する曲はクラシックギターの教則本などには大抵載っている名曲です。とても短い小品ですが最初のステップとしては大変いい曲です。
「エチュード」(Antonio Cano アントニオ・カーノ 1811〜1897)
スペインのギター奏者兼作曲家。
医師としての仕事もしていました。アグアドの薦めで演奏活動を始めました。
1859年には宮廷付き演奏家になりました。
ポイント
1、拍子は4分の2拍子です。前半8小節、後半8小節の2部形式にっています。keyはイ短調(Am)
2、前半8小節は2小節+2小節+4小節のメロディーになっています。
3、最高音は6小節目、14小節目のファの音です。このあたりがこの曲の盛り上がるところになります。
4、伴奏にあたるpの音とメロディーのi.mがなるべく分離して聞こえるように弾きます。それにより立体感が出ます。
5、7小節目と15小節目の低音pは4分音符です。1拍目のミの音を離さないようにします。
6、9小節目は1番注意する場所です。1拍目のp(ミ)は2分音符です。1小節間離さないようにします。
7、慣れてきたらメロディーのm.iをアポヤンドでも弾けるようにするといいです。
8、速さの表記は無いのですが、最初はゆっくりと弾きます。(ちなみにアンダンティーノと表記してある譜面もあります)
9、4小節単位で小さなブレスがあり、8小節単位で大きなブレスがあります。
まとめ
簡単な曲ですがミス無く綺麗に弾くには、それなりに練習が必要です。このようなクラシック曲は「なんとなく弾けた!」というところからがスタートラインです。そこから音の粒を揃え、メロディーを歌わせていきます。