クラシックギターの基本練習、アルペジオ

こんにちは。

今回は「クラシックギターの基本練習、アルペジオ」というタイトルで書いていきます。

今回は前回の続きの内容になります。
前回では基本練習の前段階の練習でした。今回は実際に左手で和音(コード)を作りアルペジオの練習をしていきます。

練習で使う題材はカルリの「プレリュード」です。アルペジオ練習では有名な曲です。
Ferdinando Carulli(フェルナンド・カルリ 1770〜1841)
イタリアのナポリ出身のギタリスト兼作曲家。ギター独奏以外の2重奏なども数多く作曲しました。教育的な練習曲も多くあります。

「基本系」
8小節の曲です。まずは左手の和音をしっかりとさらいます。
運指に細心の注意をはらいます。また指を立てる事も大事です。
2小節目と3小節目は1の指が共通なので離れません。4小節目と5小節目も1の指は離れません。5小節目と6小節目は2の指が共通です。
ちなみにコードを表記したのですが、演奏に必要な音だけを押さえます。
この「基本系」がしっかりと暗譜でき、ミスがなくなったら次に進みます。練習のやり方は下のパターンを「基本系」の和音どうりに弾いていきます。

アルペジオ

「パターン1」
上昇パターンになります。1つの音が16分音符なので、4回弾いて和音が変わっていく感じになります。

「パターン2」
下降パターンになります。右手は動かず、指が動くようにして弾いていきます。注意事項としてはpを弾いた後、pの指がiの内側に入らないようにします。

pの指がiの内側に入っている。良くない例

pの指がiの外側。良い例

「パターン3」
上昇と下降をミックスしたパターンです。音符が3連符になっています。
aの音をしかり出します。

「パターン4」
フォークギターの伴奏でよく使うパターンです。これもaの音がポイントとなります。他の指に負けないしっかりとした音を出します。

「パターン5」
パターン4の逆になります。まずは右手の指の順番をしっかり覚えてから練習します。動き辛いパターンです。

「パターン6」
これは1番難易度が高いパターンです。m.aの連続はなかなか大変です。
かなり遅いテンポから練習していきます。

「パターン7」
3フィンガーパターンになります。aの指は使いません。pの移動がポイントになります。右手がふらふらしやすいパターンなので注意します。
3フィンガーパターンはaの指を使わないので慣れるとかなら速く弾く事が出来るようになります。

「パターン8」
パターン7の逆になります。

「まとめ」
この様な基本練習は継続が大事です。
2、3日の練習では変化は望めません。
時間自体は短くて構わないのでなるべく継続して練習しましょう!

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