運指は難しい?

こんにちは。
今回は「運指は難しい?」というタイトルで書いていきます。

レッスン中、生徒さんから、
「先生、最近個人的に練習している曲があります!」
と言われ、
「では、ちょっと聞かせて」

このような話の展開がたまにあります。

そして演奏を始めます、、、

結構しっかりと弾いているのですが、何ヵ所か音が途切れる場所があります。

そんな時、原因と考えられる事としての上位は「運指」です。

特に最近はソロギター系の曲がタブ譜になっています。それも原因のような気がします。
タブ譜の場合、運指がダイレクトにわかります。ですからそのまま疑いも無く練習に取り掛かってしまいます。

もちろん、ほとんどの場合このやり方で曲を弾く事は可能です。しかし「運指」に関しては「完全」はありません。何故ならギターの場合同じ音が複数存在するからです。ですから単純にミの音を弾くのに、「1弦の開放弦を使うのか2弦の5フレットを使うのか?」などの選択肢が生まれます。その為、
「多少難易度が上がっても、音色を優先する運指にする」
「弾きやすさを優先し開放弦を多用する」等の考え方から複数の運指の可能性が出てきます。

私もレッスンを受けていた頃、運指にとても苦労しました。
楽譜に書いてある運指で弾いた後、何ヵ所も新たな運指に直される事は日常茶飯でした。確かに師匠の運指の方が弾きやすく、納得しました。

師匠がよく言っていたアドバイスとして印象的だったのが「運指は進化する」という言葉でした。要は「先人の運指は(A)だったけれども、最近は(B)の運指が主流」という事です。

タブ譜は楽に演奏にたどり着く事ができますが「運指の可能性」の部分をカットしてしまいます。
ですから弾きづらい場所があれば運指を見直す癖をつけておくのが良いです。

ちなみに運指の問題はクラシックギター(ソロギター)以外のロックギター、ジャズギターにもあります。
特にジャズギターでのアドリブコピーなどは様々な運指の可能性があります。元々ジャズのフレーズ自体、ギターに特化したものでは無い為、運指自体に正解はありません。

ロックギターの場合、練習する楽譜(バンドスコア等)のミスプリに悩まされる事も稀ではありません。この場合、「明らかに音が違う!」
というより「ポジションの選択が不自然!」という場合が多いです。

ピアノの場合、ある高さの音は1つしかありません、しかしギターは複数存在します。これを利点と捉えて表現の幅を広げられればいいですね!

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